花と侮るなかれ

皆様は「花」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
個人的には、花そのものの色彩や形から、どこか柔らかさや艶やかさ、美しさといったイメージが浮かびます。
ただ、ハワイでは花の「意味合い」が特に重視されているのをご存知でしょうか。
たとえば、ハワイのあちこちで見かけるプルメリアという花。
この花の特徴でもある均整のとれた5枚の花弁には、それぞれ特別な意味が込められています。
優しさ・思いやり(Akahai)
協調性(Lokahi)
喜び(’Olu’olu)
謙虚・素直さ(Ha’aha’a)
忍耐(Ahonui)
これらの頭文字を並べると「ALOHA」という言葉ができあがります。
「アロハ」はおそらく世界で最も知られたハワイ語であり、「こんにちは」「さようなら」「愛」などの意味で広く親しまれていますが、
それだけでなく、この言葉は5つの感情が調和し良いバランスを保つことで、自己や社会に良い影響をもたらすという「アロハスピリット」の象徴でもあります。
「アロハスピリット」という言葉を聞くと、どこか共感を覚えるという方も多いのではないでしょうか。

ハワイでは定番の花であるハイビスカス(ハワイアンフラワー)にも特別な意味があります。
ハワイ州の州花でもあるハイビスカスは、夜明けとともに花を咲かせ、一日でしぼみ、翌日にはまた新たに花を咲かせます。
このことから「力(生命力)」や「新たな一歩」を象徴しています。
さらに、「明るい未来」「希望」「信頼」といった意味も持ち合わせています。
愛する人のために、自分の信じる道を一歩ずつ進んでいく。
「ハイビスカス(ハワイアンフラワー)」で表現できる想いです。