ヘリテージバングル制作
最初はモチーフのロウ付け(溶接)です。
火入れで生じる地金の変色防止※に加えモチーフがある方が彫刻のバランスが分かりやすいため、当店では火を入れる作業は最初に行います。
※とくにLino仕上げは彫刻面の光沢と透明感が重要なため火入れ作業は必ず彫刻前に完了させる必要があります。
次は下書きです。
下書きはあくまでも全体のバランスを把握するためのもので常に微調整しながら行う彫刻は実際に描いた線を正確には沿わないため、どちらかというとラフイメージという感じです。
その後は彫刻です。
まずはHawaiian flowerから。
花のサイズにもよりますが、花脈は合計50~70本(各花弁に10〜14本)入れています。
次はNalu(波)とMaile(葉)です。
ご覧のとおり彫刻のデザインは曲線で構成されていることに加え、「無理な曲線が存在しない」自然がもととなっているので彫刻も同様に一本一本のラインを滑らか且つ美しく仕上げることを心がけています。
例えばNalu。
一見すると輪郭 (スクロール/丸い形がある箇所) が目立つため同部分が注目されがちですが、より重要なのは内側(葉がある部分)の形状です美しいNaluはスクロールの内側が常に自然な波の形をしています。
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